24min/h

アニメ感想置き場;よろしくお願いします

話数単位で選ぶ、2018年TVアニメ10選

ルール
・2018年1月1日~12月31日までに放送されたTVアニメ(再放送を除く)から選定。
・1作品につき上限1話。
・順位は付けない。

後で詳しく語るつもりなので、1から5までは一旦コメントを抜きます。

 

  • やがて君になる#06 「言葉は閉じ込めて/言葉で閉じ込めて」

脚本:花田十輝/絵コンテ:あおきえい/演出:渡部周/作画監督:仁井学

「やがて君になる」第六話について - 24min/h

 

  • SSSS.GRIDMAN#09 「夢・想」

脚本:長谷川圭一/絵コンテ:五十嵐海/演出:金子祥之/作画監督:五十嵐海、坂本勝

「夢・想」について - 24min/h

 

  • 恋は雨上がりのように#03 「雨雫」

脚本:赤尾でこ/絵コンテ:河野亜矢子/演出:河野亜矢子/作画監督:大杉尚広、加藤万由子

「恋は雨上がりのように」第三話について - 24min/h

 

  • ヴァイオレット・エヴァーガーデン#10 「愛する人は ずっと見守っている」

脚本:吉田玲子/絵コンテ:小川太一/演出:小川太一/作画監督:丸木宣明

 

  • からかい上手の高木さん#09 「ケータイ・ホラー・写真」

脚本:横手美智子/絵コンテ:松本理/演出:村田尚樹/作画監督:岡昭彦

 

  • DEVILMAN crybaby#05 「シレーヌ、君は美しい」

脚本:大河内一楼/絵コンテ:押山清高/演出:押山清高/作画監督:押山清高

  最後の絵一枚だけで今年のベストリストに入れるとは過言ではない。押山氏による第五話が自分を震撼させるのは、崇高という美の根源にまで至る本質的な力が絵の形であふれ出すからだ。

 

  • 宇宙よりも遠い場所#03 「フォローバックが止まらない」

脚本:花田十輝/絵コンテ:いしづかあつこ 北川朋哉/演出:高田昌豊/作画監督:北島勇樹、桜井木の実、室山祥子

  カット割りのタイミングコントロールが神技の域に近いともいえる一話。今年見たアニメの中で一番ノリの良いギャグシーンをしていたと思う。単なるギャグアニメではないが。

 

  • ひそねとまそたん#01 「正気の沙汰ではないんです」

脚本:岡田麿里/絵コンテ:小林寛/演出:三宅将平/作画監督:堀川耕一、秋山英一、岐神麻芽、斎藤香、稲熊一晃、小柏奈弓

  多彩な技法で観客の心理状態を主人公の気持ちと同調させる。特にPOV演出が印象的。作画は質量ともに充実していて、素朴かつ密度の高いメカ作画にボンズ作品を好きになった時の気分を思い出させた。

 

  • アイカツスターズ!#96 「みんなで輝く!」

脚本:待田堂子/絵コンテ:安藤尚也/演出:安藤尚也/作画監督:奥谷周子、鈴木萌、大川貴大

  撮影指示のセンスも枚数使いのセンスも全部絶品である安藤氏による素晴らしい一話。今までのコメントがめったに言及しないと思うのが花束が落ちるシーンに石浜氏の影響が見えると気がする。

 

  • BORUTO-ボルト- NARUTO NEXT GENERATIONS #65 「父と子」

脚本:上江洲誠/絵コンテ:黄成希/演出:黄成希/作画監督:黄成希、他

  バトルシーンのデザインは複雑の極みだが、作画による快感は単純明快。黄さん初めての演出回であるボルト第六十五話は総合芸術としてのアニメーションのもう一面を改めて感じさせた。すなわち第六十五話はアニメを作る人々に何の素質が必要なのか、どういう環境が必要なのかといった少し大げさな問題に対し、ネットの発展によってつながっている世界中のアニメーターたちが一緒にアニメーターとしての力を発揮して、誰にも感動させる作品を作れるようになっているという答えの方向性を暗示してくれた。