話数単位で選ぶ、2022年TVアニメ10選
からかい上手の高木さん3 #5「苦手なもの・ギョーザ・役決め・釣り」
脚本:加藤還一 絵コンテ:今村洋輝、久野遥子、岡本英樹 演出:今村洋輝、陳達理
人头攒动的纵深构图里总是浮现出几条清晰的视觉连线,这种清晰性本身所携带的畅快感,在构成要素乍一看已经单调贫乏的本作中显得不可思议。窗帘掀起,斜斜洒进室内的阳光飞跃般地一转,成为目光的隐喻。从复杂构图的堆叠中突如其来,又在画外的纵深降临之际溜走,如果失去这个如同每一次与众不同的呼吸般的平面的一瞬,一切铺陈与逆转都毫无意义。合理、清晰,惊艳。三季度以来,本作的演出回总是和反射与折射相关,与光的径路相关。
明日ちゃんのセーラー服 #7「聴かせてください」
脚本:山崎莉乃 絵コンテ:Moaang 演出:Moaang
从一个具体流向另一个具体,背景美术的连锁,在感情=琴声中活性化,继而使具象的惯性在一个动人的瞬间被抽象的涌现所替代。氤氲发紫的晨露,木制地板的纹理,午后小憩般的空气,潜藏着使得轮廓线濒临瓦解的活力与热。在富于感性的通感中,音乐教室微微发凉的空间出现了一丝间隙,光线从江利花的指缝间漏下。我们立刻预感到,那是一个决定性的契机。
「縮みゆく人間」論
(前略)
ジャック・アーノルドの「縮みゆく人間」(1957年)について論じるために、まずロジャー・コーマン監督によるSFカルト映画「X線の眼を持つ男」(1963年)を短く参照したい。
「X線の眼を持つ男」は、POVショットの多用やLSDの効果をシミュレートするところにおいてサイケデリックな性質を持っている。それはある意味で、ビジュアル芸術家のパウル・シャリッツによる実験作「Ray Gun Virus」、「N:O:T:H:I:N:G」、「T,O,U,C,H,I,N,G」といった、いわゆる構造主義映画と共通した文脈を有している。つまり、「X線の眼を持つ男」における視覚に対する思考と表現は、60年代のフォーマリズム美学の絵画から映画などの隣接分野への拡張という時代の感性と同調するものだといえる。
偶然にも、「縮みゆく人間」における機械的リズムで落下し続ける水粒を受け止めるシーンは、リチャード・セラの映画「鉛をつかむ手」(1968年)を強く想起させる。セラによるこの映画は、フィルムストリップが映写機を通過する過程を模倣し、イメージのフリッカーする感覚、ひいては映画の創成期の経験につながっている。このような意味において、「X線の眼を持つ男」と同じく、60年代の実験映画との関連性を意識しつつ、「縮みゆく人間」という映画における構造主義的感覚を強調し、この作品を映画というメディウムの還元的経験の文脈の中に回収することができるだろう。
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神の誕生と崩壊した弁証法、『地球外少年少女』について
脚本における単語レベルの意味合いの遷移・連続の遊戯、作画におけるそれぞれの身体パーツのあいだに絶えず波動する諸力からなる織物、撮影における質感表現へのこだわり。クリエイターとしての磯光雄の思考は、あえて一言でいえば物質的だ。扱う対象・概念を物質的に把握し、その最小単位を析出して自由自在に改造して、映像表現を構築していく。冷徹に対象を分解させ、高度な知性操作による創作、こうした磯の姿勢が極めて魅力的だった。
そして今回、演出のレベルでは、モノとして利用されたのはフレームである。『地球外少年少女』はアップが多い。なぜならフレームの外にはそのカットで示された状況を一変することのできる情報が隠されている。こういうフレームの情報と運動に対する意識的な操作は本作のテーマにも関連する。
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今年のキーワードと言えば「涙」ですね…意識して選んだわけないが。
ウマ娘 プリティーダービー Season 2#10 「必ず、きっと」 2021-03-08
脚本:米内山陽子 永井真吾 絵コンテ:種村綾隆 演出:種村綾隆
まともなコメントは書けない…泣
のんのんびより のんすとっぷ#11 「酔っぱらって思い出した」 2021-03-21
脚本:吉田玲子 絵コンテ:澤井幸次 演出:小柴純弥
過去に溺れる。記憶は未来を召喚すると同時に、どうしようもなく霧散を暗示する。この瞬間だけは、成長や時間を直視することに抵抗を覚える。テンポの良い沈黙がギャグ表現に占有されている今、ドライなラストカットに心が直撃される。仄々としていたけれど、たったの酔っぱらいの嗚咽だけれど、それを見て涙を流したのはなぜだろう。